人相学では、まず上停、中停、下停の区分により運勢を見ます。
(1)上停(じょうてい)・・目上からの恩恵や天の福徳を
みます。
(2)中停(ちゅうてい)・・鼻を自己、鼻の左右眼の下は
家族及び世間とみます。
(3)下停(か て い)・・自己が積んできた善悪業の集
積とみます。
顔面全体を宇宙を象徴していると見ますと、鼻はその中心部に位置し、誰でも「自我」という存在はある意味において、宇宙の中心であって、自分の必要なものを、心に従って自分に引き寄せ、あるいは、反発するところであります。
鼻を自我をあらわしている証拠には、「自我」の発達していない赤ん坊の鼻はいずれも低いです。
だんだん赤ん坊が成長して「自我」が発達してくるにつれて鼻は高くなってきます。
赤ん坊の鼻が低いので、「こんな低い鼻をしていたら年頃になったらどうなるのだろう」と思っていたら、あにはからんや年頃には高すぎるほどの鼻になる方もおられます。これは「自我」が発達するに従って、肉体の自我をあらわす部分が発達してきたものであります。
ですから、男性側から見ますと、鼻の高い女性は自説を主張して夫に従わない人が多いです。
女性の鼻としては、高からず低からず、鼻先がふっくらとして形の整っているのが良く、低くないのは、相当の識見をもち、自尊の心を失わず、あまり高すぎないのは、あまり自我ばかり強く人を受け入れる寛容の精神がなければ困るからです。
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