◇ パクさんは韓国のドラマでは必ず主人公を務める人気俳優。日本での活躍もあり、韓国では知らない人がいない存在だった。
◇ パクさんの知人らはハンギョレ新聞に「明るくて健康的な人だった」「いつも笑っていた。
◇ 肯定的に考える人間で、自殺するなど想像できない」などと語った。
◇ パクさんが出演する予定だったドラマ製作会社の社長は「作品にとても積極的で、情熱的な姿勢をみせる人だった」と話した。
☆ この人の命式について検証してみましょう。
西暦1977年8月12日生
パク・ヨンハさん
・年柱 丁巳戊 偏官 印綬 死 空亡
・月柱 戊申戊 印綬 印綬 帝旺
・日柱 辛丑癸 -- 食神 養
※空亡は辰巳で年支が空亡
【 パク・ヨンハさんの命式診断 】
◇ この命式は月柱に印綬が透干し、そのうえ、月支が帝旺になっているため、身旺の印綬格で、なかなか運勢に発展性のある命式ですね。
◇ ただ、こういう命式は、印綬のみが強まっているので、適当に食傷か財星が散らばってあれば言うことがないのですが、日支の食神は3個の印綬と干合して骨抜きにされているのが残念です。そして、年上の偏官は、印綬にエネルギーを与えて、印綬のみエネルギーが集約していることです。
◇ このように印綬が透干してあれば、確かに神明の加護によって人気運は高まるかもしれませんが、この印綬のエネルギーは日干にエネルギーを与えるだけで、日干からエネルギーを放出する因子がありません。
◇ こうなりますと、すべてのことを自分が受け止めて、それを外に発散できないため、自己の内部に精神的な自己分裂が生じて精神が病み、それが結果的に誰にも相談できず、今回のような悲しい結末になってしまったのかもしれません。
◇ 本当に安らかなご冥福をお祈りするばかりです。
【性格など】
◇ だいたい印綬が透干すると、理想の追求や自分の夢について大きなものを持っていましても、現実感覚が乏しく地に足が着いていないばあいが多いです。
◇ ただ、自分の生き方は容易に変えないため、学術・技術・芸術面で一意専念すれば相当の域にまで達することは可能であります。
◇ 印綬は正母尊親の愛であり、方正の意であるから、何ごとも手堅く堅実を第一とし、いやしくも目先の変わった事業や多忙性をおびるものには不向きで、もしこれらの業種に携わると、最終的には失敗につながる公算が大きいです。
◇ この人は、事業での悩みも抱えていたようですので、少し、この人の専門分野以外に手を出したのも苦労の種だったかもしれません。
【大運と歳運】
33~42歳 甲 辰 正財運 空亡
平成 22 年 34 歳 庚 寅 劫財運
◇ 大運の辰が空亡し、命式に空亡がないため、真空となっており、とかく身辺が落ち着かず、また定まらない意があり、良い仕事に就けない、何かと空回りして成果がまとまらない、あるいは、何をしても転々として事を成就できないなどに象徴される生活に終始しやすいとは見ますが、このことが即自殺にまで結び付けるには無理があります。
◇ また、大運の正財が印綬を剋しているとはいえ、この印綬は強いですから、大運の正財で破格することはありません。
◇ 歳運もこれといって自殺に大きな影響を与える運気ではありません。
◇ 総合して考えると、正財が空亡しているので、他人がどう見ていたかは別として、この人自身は、自分が予想していたように仕事が順調に運んでいなかったのではないか。
◇ それらが、今回の引き金になったのではないかと推測できますが、だからといって、自殺まで追い込まれるような悪い運気であったとは考えられません。
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