◇ 一般的な占い(主に四柱推命)の書籍を読んでいますと、五行の水が不足していますと、水は方位では北を意味しますので、北の方角に行けば運が開けるというようなことを、平然とおっしゃる先生がいます。
この考え方は、五行で水の不足している分を、北の方角に行くことによって補おうとするものです。
◇ この理屈でいきますと、北海道の稚内(わっかない)とか、網走で生まれて、五行の水が不足している人は、北海道より北にある北極にでも行けば良いということなのでしょう。
あまりにも情けない理屈ではないでしょうか。
◇ このように考える人は、全く四柱推命学の根拠というものを知らないから言えるのではないかと思います。
◇ 四柱推命学は、あくまで形而上学であって、目に見えない世界を扱う学問であり、目に見えない世界で、
水が不足しているからといって、どうして現実の人間が北へ行くことによって水の不足を補うことができま
しょうや。
◇ 形而上の世界は目に見えず観念の世界であり、たとえて言うなら、霊界のようなものであり、霊界と現実
世界とは基本的に交流やつながりはないと考えられます。
◇ したがって、霊界で水が不足したからといって、現実世界の人間が水を飲んで補うようなことは不可能だと考えます。
◇ だから、水を補うためには、霊の世界で水を補給してやる必要があります。
このことができるのは、大運で、水運が巡ってくるようなときだと考えられます。
◇ 上記と同じような例として、たとえば、五行の土が不足したときには、五行の土は、色では黄色を意味しますので、黄色の服から、髪の毛まで金髪に染めているような人を見かけたことがありますが、皆様方も、決して、このような恥ずかしい真似はしないようお気をつけください。
◇ 現象世界は、形而上(目に見えない)の世界が原因となって、形而下(目に見える)の世界へ投影されたものであり、その投影された現実の世界を変えようとすれば、そのもととなった形而上の世界を修正する必要があります。
◇ これはちょうど、我々が天気の良い日に散歩でもしていると、必ず影ができますが、その影をいくら追い払っても影が消えないようなものであり、影を消すためには、自分自身がそこから立ち去って、影のできないところに行くことです。
◇ また、四柱推命学に限らず、運命学の大半は形而上学で成り立っていますので、このことはどのような運命学(姓名判断、占星学など)にも当てはまるのではないかと思います。
◇ わたし自身は、悪いことをするのでない限り、思い立ったが吉日であり、いつ引っ越しても良いし、どの方角に移転しても良く、万物の霊長たる人間が、そのようなことにこだわるべきではないと考えています。
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