◇ それは、ひとりの人間の運勢に及ぼす影響は、一つには、生年月日で表現されます四柱命式の影響が6割、二つには、その人の先祖の陰徳、家庭環境、親の教育、その人を取り巻く人間関係、それとその人がどういう思想を持って何に志したかということも決して無視できない要素でありまして、それらの影響が4割程度あるのではないかと考えています。(このあたりは人によって考え方が違います)
◇ たとえ、生年月日が100パーセント影響するとしても、やはり違った人生を送っているのではないでしょうか。
◇ どうしてこのようなことが起きるのかということを、形而上学【目に見えない世界】で考察しますと、 たとえば財のエネルギーが弱い命式がありますと、確かに、全ての面で財に関することは弱いと見るのが一般的な考え方ですが、これはあくまで、目に見えない理念の世界でのことであります。
◇ それを形而下【目に見える世界】での具体的な生活上の問題として当てはめますと、相当のゆがみやひずみを生じ、形而上の理念がそのまま現象世界に投影されていないということです。
◇ ですから、四柱命式を解釈する場合にも、そのあたりの問題も含め、かなり幅のある考え方をしないと、四柱推命学は当たらないということになります。
◇ このひずみは、ちょうど、彼を写真に撮ったようなもので、写真は彼の姿かたちを写してはいますが、それはあくまで 二次元の世界に限定されて写っているものであり、本物(形而上学の世界)とは似てはいますが、決して本物ではありません。本物の彼のように厚みはなく温もりもやさしさもありません。
◇ このように、形而上の純粋な理念が、そのままそっくりに形而下の世界に投影されることはないので、そこにひずみが生じてしまうということです。
◇ また、そのひずみもピントの合った写真もあれば、ピンぼけの写真があるなど、さまざまな内容のひずみとなって現われているのが、現実の世界ではないかと思います。
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