従うものと 知りながら
夜のみとこそ 思いしぞ憂(う)き◇ 夫婦生活は、夫に従ってついていくべきだと知ってはいたが、夜だけで良いと思っていた。だが、これは間違いであったと、やっと気が付いた自責の歌であります。
◇ 夫婦生活は、好きでいっしょになった相手でも、離婚することとなったり、あるいは途中で嫌になっても、生涯夫婦生活を全うする人もおり、夫婦の縁は不思議なものであります。
◇ 夫婦は宿世の縁で結ばれるものであり、世の中に赤い一本の糸で結ばれる男女は一組しかないことを考えれば、ただごとではありません。
◇ 自分が愛されたいなら、まずは相手を大切にし、また、二人が心を一つにして努力すれば、非常に素晴らしい家庭生活を築けるのではないでしょうか。
女房は
愛するものと 知りながら
昼は粗末に せしぞ愚かや
◇ 女房は何よりも大切にしないといけないと思いながら、 夜だけ大切にし、昼は粗末にしていたと、やっと気が付 いた自責の歌であります。
◇ 男というものは他の女性には優しく接するが、自分の妻 となるとつい冷たく接してしまいますし、また、妻も他の男性には丁重なのに、自分の夫となると素直に従えない。
◇ 夫婦は仇敵の関係であると言う人もいますが、宿世の 縁で結ばれた以上、一つ屋根の下で生活する期間は人によっては50年以上になることもありますので、できれ ば意義のある夫婦生活をしたいものですね。
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