2015年1月1日木曜日

男が本当に愛しているとき



女性にとっての恋愛は、心と体のすべてを包含した全人格的な感情でありますが、男性にとっては、恋愛は生活の一部にしかすぎません。

ですから、男性が恋愛で、あなたの気持ちを満足させたからといって、その女性をすべての面で愛しているなどとは言えないのです。

そこに男と女の恋愛にたいする考え方に大きな相違があるため、いろいろと悲劇が起きてくるのです。

女性としては全人格を打ち込んだ恋愛であるのに、男としては、本能的な欲求を満たしただけのこともあり、そこにお互いの恋愛上のアンバランスが生じ、結果的には、いつも女性が損をするということになります。

男というのは、その女性を本当に愛しているときには、本能的な衝動を感じることは恥ずかしく思えてくるものです。


男は本当の恋愛をすると羞恥心が出てくるのです。

羞恥心がなく本能的欲求を満たそうとする相手は、それが男であろうと女であろうと、真の恋愛感情を抱いているのではありませんので、こんな異性からの口説き文句に身をまかせてはならないのです。

男が真にあなたを愛すれば、女性を女神のように思い、ただひたすら崇めたくなり、ただその女性のそばにいられるだけで幸福感を感じ、神聖な感情が伴うのです。


最近の女性は非常に積極的な振る舞いをすることも多くなったため、このように純粋な気持ちになった男性を、「意気地がない」とか「勇気がない」などと考えて、勘違いする人があるようです。
私を奪うぐらいの気持ちを持って欲しいと考えているのかもしれませんが、本当の愛は、そういう行為を恥ずべきものと思うようになるのです。

そして、そういう純粋な男性と別れて、結果的に別のつまらない男性に身をまかせてしまうのです。


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『すこしずつ 盃に入る 酒なれど 家田畑も ついに傾く 』



すこしずつ
  盃に入る 酒なれど
      家田畑も ついに傾く


【歌の意味】

お酒は呑もうとしても、コップ酒で何倍もというわけにはいかず、少しずつ盃に注ぎながら、差しつ差されつつ呑むものです。
それでも、毎日呑んでいると、長い年月には相当の量になっており、このために家産を傾ける人がいかに多いことでしょうか。

最近では、女性も男性も仕事のストレスのたまることが多く、特に女性は家庭内のストレスでアルコール依存症や覚醒剤の常習者になることもあり、社会問題化しています。

女性は、男性に比べ一般的に体が小さい事、体内の水分率が男性より低い事、女性ホルモンはアルコール代謝を阻害する要因となる事などから、同じ量のアルコールを摂取しても男性の2倍悪影響が出ると言われています。

アルコール依存症患者は、飲酒歴が長期に渡っているのが特徴ですが、女性の場合短期の飲酒歴でかつ飲酒量が比較的少量でも急速にアルコール依存症となってしまう危険があるようです。

それはさておき、昔から酒は「百薬の長、憂いを払う玉箒(たまほうき)」などと言われ、気分転換に役立つだけでなく、血液循環も促進し、確かに健康になにがしかの効用があることは間違いありません。


ただ、何ごとも適度な分量というものがあって、それを過ぎますと、健康増進どころか、最後には家産を傾けて破残の憂き目に逢うのは世の常です。

古文に「甚だ(はなはだ)愛すれば、甚だ多く費ゆ(ついゆ)」とあり、最後は命が費えます。
あるいは、凡人の交わりは甘酒のごとくで、利害で集散することが多いです。

また、男性は、女性を甚だ愛すれば、命を縮めることにもなりかねませんので、性欲、食欲もほどほどに。


  先人が残した古歌や辞世の歌から人間の生き方を学ぼう


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