2015年1月4日日曜日

『生業に はげむる道の 奥にこそ 黄金(こがね)花咲く 道はありけり』



生業に
  はげむる道の 奥にこそ
    黄金(こがね)花咲く 道はありけり

【歌の意味】


自分が生活の糧を得ているその職業を真面目に勤め上げたら、いつかは必ず成功し、富貴栄誉を得ることができるという趣旨です。

かつて日本もバブル経済で総国民が浮かれていた時代がありましたが、その頃は企業も、あるいは会社勤めのサラリーマンでさえ株に手を出したり、不動産に手を出したりして、値上がり益を得ようと奔走していたものです。

また、その頃は企業も本業を忘れて、たとえば、本の販売を主としている企業が外食産業に進出したり、分譲マンションの販売に手を染めたりしましたが、ほとんどのそういう二股をかけたような企業は自然に淘汰され、倒産していきました。


人それぞれ、天から与えられた天職というものがあるわけですから、まずは自分に与えられた仕事を気迷いせず、一心不乱に打ち込むことが大切です。
そうした日々の積み重ねの結果、オカネや地位は自然に身についてくるものです。


自分の職業に集中できないほど、気の毒な人はいませんが、たとえ、自分の職種に適性がなくても、継続して真面目に取り組み、専門家の域まで達しますと、必ず、陽が射し、結果は求めずとも結果のほうがやってくるものです。


「ムササビ 五能一技を成さず」という言葉がありますが、全てにそこそこ秀でているよりも何か一つに秀でているほうが良いという意味です。
ムササビは空も飛べるし、陸上を走ることもできます。
また、水中にもぐることもできるようですが、飛ぶことにかけては鳥に負け、陸上を走ることでは犬にも負け、泳ぐことでは魚にはかないません。

このように、ムササビはいろいろなことができますが、専門家にはかなわないというたとえであり、まずは仕事のブロを目指してください。


⇒ 先人が残した古歌や辞世の歌から人間の生き方を学ぼう


幸せシリーズ









あなたにしか持っていない美を表現しよう



女性には、その人にしかない美しさがあるものです。

ひとつの標準に適う者のみが美しさではありません。

最近、テレビでバラエティー番組などを見ていますと、若い女性がいろいろと着飾って、これでもかというぐらいの化粧をして出演をしていますが、皆、それぞれにかわいく仕上がっていますね。

ただ、よく見ると、化粧法などが一緒で、個性というものがあるようでいて、実際にはあまりないというのが実情です。

流行にのっとって一定の枠にはまった美しさというか化粧法などは、マンネリ化して生彩を欠いているのです。


女性それぞれの顔やかたちは、必ずその女性でなければ得られない特色のある美しさがありますから、それを生かせば全ての女性は、それぞれ持ち前の美しさを発揮するのです。


流行とかファションというのは、個性をすべて捨てさせ、一つの枠に入れようとして、個性を滅ぼします。そうして流行が一般化してしまいますと、完全にその流行に魅力を失ってしまい、また、新しい流行が出てきます。あなたはいつもその流行に乗り遅れないようにアクセクしては、あなたの個性を失ってきているのです。

このあたりで流行を放棄することも大切です。

あなたはいつも自分を鏡に映してみては、自分自身は肉体だと思っていませんか。
しかし、肉体というのは、肉体という体ではなく、肉体あるいは顔というものは、あなたの魂(オーラ)を表現するアイテムにすぎません。


肉体とか顔というのは、あなたの魂によって造られ、それによって自由に作られているアイテムでありますので、あなたの魂の内容とか大きさを変えることによって、自由にあなたのアイテムに表現することができます。


顔とか人相は、肉体というキャンパスに魂が描きだした表現にほかなりません。

ですから、肉体というキャンパスに美しい絵が描けるように、あなたの魂も美しいものにならなければなりません。



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