2010年11月24日水曜日

男の本性、女の本性

◇ 昔から、人を天地に配する場合、
   男を「天」
   女を「地」
    としてきました。
◇ それは、天は「気」を司り、地は「質」を司るからであります。

◇ 女性は「地」で「質」を司り、「質」は物質、あるいは実質と言われるように、それに触ったり目に見える確かなモノがあるときに指す言葉です。

◇ したがって、この我々の見ている現象世界はすべて物質(分子の結合体)でできており、物質でできていないものは何一つないため、「地」は万物を生じ育み、しっかり大地に根を張っているとされています。

◇ 女性も肉体の象徴であり、子どもを産んで立派に育て、どっかりと家庭に居座って根を張っているため、「地」と定められたのです。

◇ 一方、男でありますが、男は「天」であり、「気」を司っているとされます。
 「気」は、気配とか、天気とか、気分とか、気運といわれますように、実質というモノがなく、ただ、それ
 となく感じられるなど、気配として感じられても目には定かに見えず、非常に移ろいやすく変わりやすいことを、本質としています。

◇ ちょうど、高気圧とか低気圧とか言われるように時々刻々に移り変わって、ひとときも一カ所にとどまっていることはありません。「気」とは、そういうモノだと理解しておいてください。
 
◇ 「男心と秋の空」と言われるように、男心は気であり、移ろいやすいことのたとえともなっています。

◇ ここで、大切なことは、女は「地」であり「質」であり、実質でありますので、かならず形として目に見えますが、男は「天」であり「気」であり、常に目に見えず移り変わることを本質としてますので、目に見える形としては何もとどめません。

 これらの特質が、この男の本性、あるいは女の本性を生じる源となります。


◇ たとえば、女性は、意外にモノにこだわっても、男は淡泊であっさりしたもので、よほどのことがないかぎり、あとあとまで執念深さを維持することはできません。

※ただ、男のなかにも執念深く、オカネやモノに必要以上に執着する輩もいますが。

 
★ だいたい、男はこのようなもので、これが結婚にしても、日々の生活にしても男を貫く本性で、これを理解することが何よりも大事です。
 男は、田に力と書きますように、家にじっとしていられず、常に外を向いて活動する本性があり、女性のように家でじっと何かを辛抱強く待つようなことはできないのです。


★ このことが理解できれば、玉の輿に乗る作戦も練れますし、また、すでに夫婦生活をされている方なら、家庭生活の安泰策も練れるというものです。

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