ちなみに日本は、年間平均48回で26位ということで、ギリシャの3分の1の少なさです。
上位国はいずれも肉食がメインの元狩猟採集民族ですが、日本は基本的に草食の農耕民族です。この回数の違いは、狩によって命を落とす危険性の高い狩猟民族のDNAと、定着型農耕民族のDNAの違いによるものかもしれません。
命を落とす危険性の高い民族のほうが、「性は子孫を少しでも多く遺す生殖行為」という側面を強くすると考えられます。
いずれにしましても、ある調査によりますと、週3回以上パートナーと関係したほうが長生きで健康だという調査結果も出ているようです。理由としては、性的回数の多い男性ほど、脳卒中や心筋梗塞、心臓病などの血管系の病気が少なかったということで、性的回数は多いほど、長生きできるというわけです。
専門家のなかには、性的行為は立派な運動であると明言している人もおり、体を動かせばそれだけ体温を上げ、全身の血流がよくなって血がきれいになり、男性ホルモンの分泌も高まります。
男性にとって、適度な性は、健康維持と男性力維持に大きな効果をもたらしてくれるわけです。当然の結果です。
人間も自然界の法則にのっとっているのであれば、子孫を残しておくのも大きな目的のひとつであり、その方法が性的行為なのですから、精力の強い男性のほうが免疫力も高く、元気であることは間違いないでしょう。
それができない男は、
そのうえ、性的行為は、子孫を残すという意味合いだけではなく、男女のコミュニケーションを図って快楽を楽しむ側面もあるわけですから、女性にとっても元気のいい男性のほうが歓迎されるべき存在ともいえるでしょう。
すでに体力的にも弱く、それだけ長生きできる可能性は少ないのです。
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