2015年1月7日水曜日

『小石をも 避けてソロソロ はびこりて 松は岩をも 砕くなりけり』



小石をも
   避けてソロソロ はびこりて

     松は岩をも 砕くなりけり

【歌の意味】

生えたての松は、松の根を伸ばすため、小石でも避けながら恐る恐るはびこっていきますが、そうやって大木にまでなれば、岩さえ砕く力ができてくるという趣旨です。

松は幼いうちは小石をも避けてはびこるほど弱々しいですが、大きくなりますと、岩さえ砕く実力が備わります。


人間も同じで、初めのうちは大したことがなくても、一時も休まず努力し続けていると、どのような難関も突破できるような根性と実力が備わります。


最近の若者は辛抱できず、すぐに逆ギレしては、人のせいや社会のせいにして、何でも途中で逃げ出す人が多いようですが、何ごとも自分が信じる道を一筋に努力し、他人の思惑など気にしないことが大切です。

そのためには、まずは、自分が心から打ち込めて、なおかつ、いくら徹夜して頑張っても苦にならず、むしろ苦労が楽しみになるような対象をみつけることが肝要です。

それは趣味的な方面であっても良いし、あるいは、あなたの素質や才能を磨くような分野であっても良く、とにかく、少しでも人より秀でたもので頑張るのが良いでしょう。

それを1年、2年と続け、さらには5年、10年と磨きをかけていけば、その道では、遅かれ早かれ、人から先生と呼ばれるほどの域に達するのは目に見えています。


あなたには、あなたの生きる道があって、他人とは違うのですから、まずは、自分の天命を早く発見し、それに磨きをかけて実力を温存しましょう。


先人が残した古歌や辞世の歌から人間の生き方を学ぼう
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