サラリーマンなら、退職前にマイホームを建てたい、あるいは購入したいと誰しも願っています。
とくに、子どもが小さい頃は別としても、子どもが小学校に入学するとき、あるいは中学校に入学する年代になれば、そろそろ子どもも自分の部屋が欲しくなってくるころで、また親のほうも転校しなくて良いような節目の時期を狙って、買いたい欲求が募ってきます。
また、毎月の家賃がもったいないから買ってしまいたいという声もよく聞きますが、簡単に手が出ない高い買い物であることも間違いありません。
ここでよく、「マイホームが得か、賃貸が得か」という議論があって、考えれば尽きることのない謎めいた永遠のテーマですね。
たしかに、いかに高級マンションに住んでいるとは言っても、賃貸であれば、毎月高い家賃を支払っても永遠に自分のモノにはなりませんが、マイホーム購入の場合には、いくらローンの支払いがあっても、それは自分の財産に対する支払いと思えば得になるように思えますね。
ただ、「家は買うべきものだ」という固定観念にとらわれすぎないほうが良いでしょう。
なぜなら、高度経済成長期を経験している世代には、家を買うのは当たり前という風潮があり、給料も右肩上がりがずっと続いていたわけですから、借金しても十分返していけたということと、また、ある程度適度なインフレ傾向があったわけですから、借金してもインフレで、将来的に借金の実質が下がる時代であったことも原因しています。
されど、現在は、リストラや賃金カットなど、他人事ではない時代であり、無理なローンを組んで、将来それを払いきれるかどうかも不安です。よくよく考えるべきです。
それと、高度経済成長期は、兄弟の数も多く、どうしても自立する必要がありましたが、現在は、子どもの数も一人か二人程度になり、親の家を相続できる確率も相当上がったため、それまでは賃貸住宅に住むという選択肢も広がっています。
家は一生のうちで一番大きな買い物であり、それだけに購入のリスクやメリットを十分考えることが大切です。
それと、せっかく買ったのに転勤することになったとか、周辺環境の変化で住みづらくなることもあり、あるいは買った家が欠陥住宅であったり、保険で保証されない災害が起きることもあるので、そのあたりのことも十分検討してみましょう。
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