「優しい男」では女を幸せにはできない・・・奥の深い陰陽学

女性の結婚条件の一つに、「家事や子育てを一緒に手伝ってくれる優しい人」というのがありますが、確かに暴力をふるうような野蛮な男よりもいいと思うのは当然だといえば当然でしょう。

「優しい男」の定義も女性によっていろいろでしょうが、もし、「優しい男」というのを「自分の思い通りにさせてくれるとか、家事や風呂掃除まで気持ちよく手伝ってくれるような男」と考えているなら、ちょっと待ってください。

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「大声で怒鳴るようなこともなく、いつも柔和にしている」というような男性は、裏を返せば、優しいだけで「男としての力強さ」とか、「相手と張り合ってでも出世してやる」とか「リーダーシップを取って子どもの教育も厳しくする」というバイタリティーには欠ける男性ということでもあります。

つき合い始めた時や結婚した当初は、「男はやっぱり優しいのが一番」と思うこともあるでしょうが、子供ができ子育ても自分で一人前にできるようになりますと、女性もだんだんと「陰」としての本質に芽生え、包容力や忍耐力がつくとともに本当の愛情についても理解できるようになってきます。

「陰」としての本質が理解できるということは、その反対の「陽」の本質も認識できるようになるため、「ただ優しいだけの男」は必ずしも女性たちの心の満足を与えてくれる存在にはならないということに気がつくのです。

中国のある書に「陽は気に従って勢いに従わず、陰は勢いに従って情義なし」という言葉があり、これは「男は自分と同じ考え方をしている者には従っても、強いというだけでは組みしない」ということで、一方「女は強い男に従って弱い男には情は移らない」というような意味です。
要するに、女性が本能的に求めるものは単なる優しさではないということです。

女性は強い男に征服され、身も心も支配されたいという本能的な欲望があるのです。

ですから、あなたの言いなりになるような優しい男と結婚しても、最初は満足かもしれませんが、やがては、女の本能が芽生えるようになり、そして夫の甲斐性のなさやリーダーシップのなさが鼻につくようになるのです。

女性の本能は、「強い男に奉仕したい」「強い男の言いなりになりたい」という欲求があり、これが本源的な女性の中に存在する欲求ですから、それが満足されない限り、心が満たされることはなく、結果的に精神不安になったり、ヒステックになったりするのです。

優しい男と結婚した女性は、夫婦関係にトラブルがなくても、妻が精神的に安定しなくなり離婚に至るケースが多いのです。

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