一般に家系図などを見てみましても、横に書いていくということなどはなく、当然、先祖から下へ向かって時間的経過で書いていくことになり、時間そのものは縦の線で表わすというのは、自然な考え方であります。
ご先祖様をたった１０代さかのぼっただけで10の10乗の１０２４人、２０代さかのぼれば10の20乗となって、１００万人を超えます。
私たちが、今こうして生きているというだけでも、本当は奇跡的なことです。
なぜなら、ご先祖さまの誰かが一人欠けただけでも、存在することはできないのですから。ご先祖さまは、どんなに辛くても苦しくても、生き抜いて、子を育て、命のバトンをつないできてくれたのです。
ですから、ご先祖様に感謝する気持ちがないということは、宇宙の原理、人間の心理、ひいては自分の人生も否定することになるわけです。
また、空間というものは、三次元の広がりは持っていますが、象徴的には、横の広がりとして表示され、現在の世の中を象徴しているとみます。
今現在、この世に存在しているものとのつながりが「横の線」であり「空間」だとすると、過去何万年にもわたって命をつなげてきた先祖のつながりは「時間」であり、「縦の線」で象徴されます。
私たちは、この「縦の線」（時間）と「横の線」（空間）の交差した一点で生まれ、この宇宙で自分の存在を証明できるのはその一点でしかありません。
今現在あるものに感謝することができても、この縦の線である命の時間をすっかり忘れてしまう人・・・⇒続きはこちら
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