確か徒然草の中で吉田兼好は「一つの大事を成さんと思えば、他のことはすべて捨て置かるべし」と書いていたように思いますが、それぐらい一つのことでプロフェショナルになることは大変な努力が必要です。
大工さんでも一流の宮大工になろうと思えば、木の研究や家の構造の研究に没頭して、はじめて一人前になります。
では、「お金持ち」になるには、お金に対する異常な執着がいるのかと言えば、お金だけは別ものです。
お金に対するこだわりは捨てることですが、ただお金の使い方に対するこだわりは持つべきであり、そのためにはお金の使い方の美学を自分なりに持ち、自分なりのマネー哲学を持っておくべきです。
なぜなら、お金は人を動かすだけの力があり、お金は権力とも直結するものであり、魔物であるからです。
「金の切れ目が縁の切れ目」と言われるように、お金の存在は人間関係に深く関わってきます。
友だち同士でも、金銭の多寡は別として、貸し借りをしていますと、必ず、最後は友だちの関係も修復できないような・・・⇒続きはこちら
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