いわゆる「執行猶予付きの有罪判決」で、小保方氏は最悪の事態を免れた形だ。
玉虫色の決着のワケとは。
「超法規的措置とは思っていない。大学側にも大きな責任があるということだ」
異例の「執行猶予付き判決」についてこう説明した鎌田薫総長。11カ所の不正を認定しながら「学位取り消しの規定には当てはまらない」とした7月の調査委員会の「無罪判決」よりも一歩踏み込んだ形となったが、玉虫色の決着だ。
同大によると、学位取り消しの解釈を調査委よりも広範囲に捉え、小保方氏が草稿段階の論文を誤って提出した点を「研究者としての基本的な注意義務を著しく怠った」と重視し、「故意の不正に等しい」と結論づけた。
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