その経験を生かして、ここでは血液型に関するさまざまなミニ知識を紹介しておこう。
まず、諸君は、血液型とは本来どのようなものか知っているかな?
じつは血液型は、単なる「身体の中に流れる液体のタイプ」というわけではないぞ。
よく推理小説などで現場に落ちていた一本の髪の毛から犯人の血液型がわかる場面があるように、髪の毛や爪、歯、骨など人間の身体を形づくる細胞のすべてに、A、AB、O、Bの区別がある。
つまり血液型は血液だけの問題ではなく、人間の身体を作っている材料そのもののタイプを表わしている、というわけだ。
その意味で血液型は、「体質型」と言えるかもしれないな。
もちろん人間の思考や性格に関連の深い脳細胞にも、A、AB、O、Bの区別がある。
血液型が違えば、性格が違うという話しも、医学的な根拠がまるでないというわけではないぞ。
【血 液 型 発 見 の 歴 史】
さてその血液型が発見されたのは、1901年のこと。
つまり血液型についての研究は、まだ100年足らずしか行われていないのだ。
血液型による性格判断がかなり昔からあったと思っている人も多いかもしれないが、じつはまだまだ歴史の浅いものと言えるぞ。
もちろん、吸血鬼の世界では、ラーメンのしょうゆ味、みそ味、塩味のように、同じ人間でも血の味にいくつかのタイプがあることは昔から有名な話しだったがな。フッフッフ
また、血液型の分類法は、A、AB、O、Bだけではないぞ。
これはABO式と呼ばれるものだが、ほかにもRh+-、MN式、Q式、E式など数十種類の血液型分類法が発見されている。
だから今後、研究が進んでABO式以外の血液型分類法と性格の関係がわかれば、さらに詳しく性格分析ができるようになる。
とはいえ、輸血などに関係があるABO式の分類法が一番重要なことには変わりはないぞ。
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