とくに、仕事熱心な人は、組織での交渉ごとも多いので、何かと不満やグチを言いたくなることもありますが、それの対処方法として、お酒を飲んだり、同僚とバカ話をするなどをして、気分転換をやはりしているのです。
ですから、うつ状態に陥っている人には、「真剣にものごとを考えるな」「そんなことは忘れてしまえ」などと言っても、気分転換にはならず、逆に考え込んでしまって、うつ状態が悪化するようなものです。
うつ病の人は、ものごとを悲観的に考え、だんだんと自ら深みに入って溺れてしまうのが特徴ですから、身近にうつ傾向のある人がいるなら、「気分転換をしなさい」と言うほうがよいのです。
その手段として、趣味に熱中させたり、旅行に出かけたり、あるいはショッピングをしたり、ゲームに夢中にさせるのもよいでしょう。
仕事なら、仕事の職種を変えてもらったりするのもよいでしょう。
これで、うつ気分から転換できるようなら、たとえうつ状態になっても、長続きはしないでしょう。
本当に問題なのは、うつ状態になったときには、何もかもイヤになってやる気が起こらず、気力そのものが低下してしまうのです。
気力、集中力が衰え、意欲がなくなってなにもやる気がせず、食欲もなく、自分自身をうとましく思ってしまい、たとえ人から気分転換をすすめられても、まず、やろうとする気持ちにはならないのです。
医師のすすめで、イヤイヤやっても、少しも気分転換にはならず、苦痛になるだけで、そしてじきにやめてしまいます。
うつ状態になりやすい人は、もともと、たいした趣味や道楽も持ち合わせず、気分転換ができにくい人間で、そしてまた「自分は気分転換さえできないダメな人間だ」と思うことで、うつスパイラルに入り込んでしまいます。
うつ気分を脱出するのは、気分転換しかないので、うつ状態を深刻化させないよう、日ごろから好きな趣味を見つけておくとか、気の置けない仲間を作るなど、努力しておくことが大切です。
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